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2016年06月26日

ダサい男の「第四話」



寝耳に水…でもなかった「もう、やめませんか?」


(始めたのはお前だろう?)そう言いたいところだったのですが、その後の言葉が怖かったのか?


思ってたような人じゃなかった、私がバカでした…


(寝てみなきゃわからないって事か?そういう感じなのみんな・・・・?)


それは飲み会の帰り23時を過ぎた辺り。24時間のスーパーが目の前にあり、缶コーヒーはブラックを買って外のベンチに腰かけました。飲み会の間、ちょいちょい悪い雰囲気のやり取りがありました。心無い事を送っていないか?彼女の本心は何なのか?見直しながら歩いて帰ろう…そう決意しました。お開きになった後、タクシーで家路に着くやつ、「二次会だ!」と張り切るやつ、それぞれをかわし一人で歩いてきました。


外のベンチからは道路向の公園が見えます(あそこもいいけど、いかにもだなぁ)。というより、立ち上がれない。この場面をどう乗り切るかよりも、ほんの数ヵ月前までのピンクな毎日を思い出していました。


彼女のアパート前、階段を上がると、ジャージに首もとの緩いTシャツ姿でかけ降りてきた。


来なくて良かったのに(^_^)


予想していた彼女の言葉。体調を崩して寝込んでいると聞いて様子を見にきたのでした


えらい迷惑なはずなのに胸に飛び込んできた。薄いTシャツから彼女の熱を感じる。


本当に熱があるんだね
「そうだよぉ、課長のせいでひどくなるかも」
「なに?お注射とかって言わなきゃないの(笑)」
「下ネタぁ、フッてないし(笑)でもね、ダメなの……旦那がお昼には帰ってくるの」


そんなことを話ながらも、するりと腰の辺りからTシャツの中へ両手を回し、ホックを外す。そのまま強く抱き締めると 彼女の声が漏れる…


体を離し、両腕は前の方、少し浮いたワイヤーの隙間、スルッと指から手のひらまでいれて、両手に余る垂れ気味のものをわしづかむ。


また漏れる声にいよいよ火がつく。


「ほんとにダメ!仕事中でしょ?」
接触.png





寸止めの方が「ダメ」だろうが、そう今になって思う。大したもんだ…非日常に憧れる若妻


想い出は走馬灯のように流れない。焦らすように、ゆっくりと…現実逃避か?


彼女へはいろいろと教えられたような気がする。感謝しています。


気持ちを入れたが負け


そういうことにして、ひたすら彼女を悪者に仕立てた。感謝しつつ、どんどん憎くなっていく。


「騙された」「遊ばれた」「人と比較して笑ってる」「見下している」「乗り換えたんだ」


とにかく自分のなかで最悪な女に仕立てた。彼女の最後の願いを叶えたかったから…と言えば、まるで人のせいにしているようで、気持ちが楽でした。


「お願い、嫌いになってください」


始めて繋がるとき、彼女に「抱きたい」と申し出たのは、自分から。「私も…」彼女はそう言ったあと、「好きになってもらってからがいい、体だけって嫌だもん」


好きになる?好き?どうなれば好きなのか、未だに分かっていない。大概の場合、自分に好意がありそうな異性とは一緒にいたいものだし、格好をつける場面もあるけど、基本的には自然体でいてしまう。


きっと殺意を持った子だったとしたら、俺なんか楽勝で刺せる。


出逢った頃のような緊張感が必要だったのか…そういえば最後の夜は、僕に触れられての反応は薄かった。マンネリしてきたのかな?・・・なんて馬鹿なことを思っていた。


気付けるチャンスはいくらでもあったんだろう。彼女の変化。それなのに…悔しくて。


しかも、最終的に彼女を悪者に仕立てて嫌いになることが悔しくて、それは全部自分じゃないかって思うのに、すべてを彼女のせいにしていることが悔しすぎて。


衝動的にベンチに拳が突き刺さりました。ブラスチックももろいけど、自分の左手首も脆いもんだと思いました。


間接の痛みもさることながら、なにより噴き出す血液に興奮してしまって。


器の小ささ、生涯の傷痕として残してやる、心奪われたものの負け。いまなお残ってしまった傷に自分が嫌いになりました。


思い出したくないだけか…思い出せないんです。その後の彼女とのやり取りの一部が。本当にあるんですね。


これが「時が解決させる」ってことなんですね。


僕の願いも叶いました。


「今が昔話になるまで、嫌いでいますから」


こうして昔話になった今、またあの時の気持ちが…「もう、嫌いでいなくてもいいんだよな?」


同じ過ちは犯したくない。だから、勝手に悪者に仕立てた彼女を許し、ゆっくりと思い返す。


今度はうまくやろう。


隣で寝そべりながら、左腕に絡まりながら耳元でささやく声が・・・


「課長、手首の傷何〜?リストカット?まさかぁ(笑)」


「うるせぇ(笑)」


posted by 奥手な男 at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋のTeaBags | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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